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ことだま屋EX04「さんばか」キャスト決定!

 6/24に行われる「さんばか」のライブリーディング。ついにヒサや、フウ、サク、アヤメの三人娘や、ハル先生や、蔦屋重三郎らが動き、話し出します。アニメ化ではありませんが、漫画そのものが動き、多くのアニメに出てる声優さんらが、その場で声を当ててくれるという贅沢なイベントは、ある意味、アニメを越えてます。ただの舞台とも違います。その難易度は、EX01から見ているので、十二分に知ってます。そして、04の今、スタイルを確立し、より精度の上がったステージを見せてくれるであろうことも確信しています。
 いつもは御礼を込めて、公演の終わった後に各キャラクターを演じていただいた感想を書かせていただくのですが、今回はお越しになる、あるいは来ようか迷ってる皆さんに向けて書いてみます。

 まずは「さんばか」の主役、菊池久徳を演じていただくのは橘U子さん。
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「ONE PIECE」のシャーロット・プラリネ、「宇宙兄弟」のジェニファー、「テラフォーマーズ リベンジ」のペトラ・エイハイム等、個性的な女達を演じてきたU子さんの演じる江戸っ子ヒサは超楽しみ。主役と言いながら三人娘に振り回されたり、蔦屋重三郎の前で背伸びしてみたり、ハル先生の言葉で素直になったり、一話の中で様々な顔を見せるヒサを女性が演じるのは、なかなか難しそうだけど、U子さんなら心配ない。初めてU子さんを舞台で拝見した時の怪優ぶりと、その後の呑み会でのギャップ。同時に上演される「戦国新撰組」でも、男たちに交じって山崎烝を演じてるのも見てるし、ことだま屋本公演で孫〇空もやってたしねw 狂言回しとしてエピソードを転がすポジションでもある、作品のテイストを決める役どころ、楽しんで演じていただければ幸いです。

 続いて三人娘の一、フウは、前回のことだま屋EX03ことだま屋×Z「アーガンの巨神」の神官サラ他、「ヴァンパイア・サバイバー」「サマー・ヒーロー」でも色々な役で活躍した通称つむつむ、紡木吏佐さん。
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 前回は当日パンフに、うちなーんちゅで英語が得意とか、プロフィールを書くしかなかった新人さんだけど、三ヵ月でキャリアを積んで代表作が書けた。初読み合わせから、いい感じで出来上がってたフウが、ブラッシュアップされて、さらに魅力的になりそうだなぁ。さんばかは三人娘が主役とも言え、中でも第一話はフウのいわゆるお当番回。ヒサの目指す道や、江戸物のテイスト、褐色ヒロインの元気さを威勢よく、カラッと明るく表現してもらえそう。作者の想像を飛び越えた可愛さは、後のキャラ作りに影響しそうです。

 三人娘の二、三人の中では知識とお小言担当で、いわゆる委員長タイプの巫女、サクは今回の会場ESPエンターテイメント東京さんに在学中の栗田瑞穂さん。
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 昨年の「戦国新撰組」上演の際は受付を手伝ってもらってましたが、今回は演じる側。プロの声優さんらに交じって、いい意味で引っ張られながら、それでも個性を主張して、存在感を示してこそのサク。度胸ありそうだから、本番に強そうだな。プロでも難しい“見せるアフレコ”で化ける姿が見られるかもしれない。

 三人娘の三、無口な男装女子、アヤメは、アニメ「Orange」大月)役他で売り出し中の新人、吉森未沙希さん。
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 初顔合わせだし、無口な役だしで、あまりお話しできませんでしたが、読み合わせでのアヤメの雰囲気はバッチリ。きっちりトーンを変えたキャスティングの妙とはいえ、うるさい二人やヒサが騒ぐ場面でピタッと落ちをつける心地よさ、間の取り方は抜群に上手い。初見で出来るってのは天性だね。本番ではテンション上がって、より騒々しくなることが予想されるので、勢い余った先輩方に負けずピシッとしめてもらえるといいなぁ。

 三人の寺子屋の師匠で湯屋好きのハル先生は、ことだま屋の裏番長w笠原あきらさん。
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 EX01「クロボーズ」では、浅井三姉妹の怖い母で秀吉の憧れの人お市の方。EX02「戦国新撰組」では、信長の正室でありながら、信長亡き後は織田家を率いる異色の濃姫、EX03でも戦うヒロインや頼れる宇宙人と、クールなお姉さんは彼女の独断場。ハル先生は、そこに江戸物らしい気風の良さが加わって、粋な感じに仕上がるのは目に見えてます。彼女の担当する効果音、こだわり抜いたSEも、ことだま屋EXの大きな魅力なのです。

 そして、江戸物で出版文化の話と言えば欠かせない実在の有名人、蔦屋重三郎は、EX02「戦国新撰組」の柴田勝家役で参加してもらった愛されキャラ堂坂晃三君。
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 良く響く低音の持ち主で、まずは楽器的な完成度に恵まれてるうえ、芝居を楽しんでるよねぇ。もちろん悩んだり、工夫したり、影で苦労はしてるんだろうけど、それを感じさせないのが、また男っぽいじゃない。そういう漢気が、みんなに伝わって、面白い役が振られるんだと思う。今回は押しも押されぬ業界トップの貫禄と江戸人の軽みの両立が聞きどころ。ん? あっさりやれそうな気がしたけど、けっこう突き詰めると挑戦かな? まあ、それさえも最終的には楽しむんだろうけどさ。

 さらに脇を固めるのは、「戦国新撰組」でも本役を喰う悪役コンビを嬉々として演じていた大畑伸太郎君&鈴木コウタ君。
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 その二人を連れて耕書堂にいやがらせする岡っ引きに佐藤健輔君、要所で決めるナレーターに井上優君という鉄壁の布陣。
 これが今回ことだま屋EX04のオードブルってところが豪華なところ。「戦国新撰組」完結編との同時上演、二十分弱の短編だけど、一話完結読切物の面白さがギュッと詰まった一本です。脱兎社としては初の舞台化作品。ステージでふくらませたイメージで続巻を読むと、より楽しめること請け合いです。
 6/24、高田馬場。詳細・チケットはこちらから。http://think-ent.com/ ご来場お待ちしております。

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